利食い急ぐな、損急げ
利食いが遅れて一時より多少含み益が減ったとしても、それはできるな限り利を伸ばすための経費と考えれば、決して無意味ではないのです。
買って損が出ている時点で、そのトレードは事前に“間違い”なのです。
なお同じくに、一時は利益が出ていた立場を、待っていればトップ上昇していた時まで戻るのではないかと欲を出し過ぎるのもよくないのです。
損切りは素早く、利は伸ばす、という出資のベースを言った言葉です。
利益が乗っている立場は、即時的に時価が下がったとしても押し目を経て再び上昇する見込みを考えれば、利食いを急ぐ必須はないのです。
けれども、損が出ている立場を、待っていれば再び買った時まで戻るのではないかという期待を抱いて損切りをしないのはよくないのです。
万が一、損切りをせずにいてその時たまたま戻ったとしても、そのようなリスキーなトレードをしていれば、遠からずのうちにその何倍もの損切りをするハメになるでしょう。
挫折を認め、その時点ですぐに損切りしなければ、更に損を拡大する確率が増えるだけです。
言うまでもなく、「この辺りまでは下落する確率もあるが、反転も腹積もりて早めにわずか買っておこう」という、あらかじめ許容された範囲の含み損は別ですが、「これからすぐに上がるだろう」と思って買ったのに、そこから30pipsも50pipsも下落すれば、それは事前(既に)に挫折(失敗)トレードです。